こんにちは。今回はアスリートが夏に向けて今から準備することという内容でお伝えしていこうと思います。
もう少しで梅雨に入り、すぐ暑い夏がやってきます。
夏になるとアスリートは想定している以上に身体が動かなくなり、パフォーマンスが一気に落ちてしまいます。では具体的にどうなってしまうのか?そしてどのように対策を行っていくべきなのか?といったことを今回は解説していきます。
プロアスリートだけでなく部活動を頑張る学生や、マラソンやゴルフを頑張る方も最後まで御覧ください。
熱中症対策
水分と電解質の補給
夏にまず心配されるのはなんといっても熱中症です。熱中症になると意識が朦朧としてきて身体が動けなくなり、最悪の場合は死に至ることもあります。
熱中症対策として大切なことは水分と電解質をこまめに補給し続けることです。水分とはそのまま水で、電解質はナトリウム、カリウム、マグネシウムなどといったものたちのことを言います。
効率よく水分も電解質も補給する方法としてはスポーツドリンクや経口補水液を飲むことがポイントになります。また家に帰った後では味噌汁なども効果的と言われています。
部活動の練習などで、水分はボトルから摂ることができていても、電解質が摂れていないというケースは珍しくありません。チームとしてスポーツドリンクや経口補水液が管理されている環境であればいいですが、もしそうでないなら各個人でしっかりと準備する習慣を持つようにしましょう。
暑熱順化を意識
また熱中症対策として大切なのは暑熱順化を意識することです。暑熱順化とは簡単に言うとゆっくりと暑さに慣れていくことです。
暑熱順化で大切なのはしっかりと汗を書くことです。最初はランニングやウォーキングなど軽めの運動から始めて汗を出せる身体にしていきましょう。その後はしっかりと水分を補給します。
また家に帰ってきた後はシャワーではなくお風呂にゆっくりと浸かりここでも汗をかくようにします。
暑熱順化にかかる期間としては2週間ほどと言われています。また一度暑さに慣れても、また運動をしなくなったり汗をかくことが減ったりするともとに戻ってしまうので、運動の習慣をなくさないことも大切です。
トレーニング調整
時間帯の工夫
夏のトレーニングでは身体を動かす時間帯を工夫することも大切になってきます。1日の中で気温が最大になるのは基本的に13時〜14時です。
そこを避けることはもちろん、可能であれば朝練や夜練でトレーニングをして身体を暑さに慣れさせることもポイントです。もちろんチーム練習なので個人で時間の調整ができないというケースもあると思います。そういった場合は、自主練を朝や夜に行い、全体練習が終わったら早めにコートやグラウンドから涼める場所に変えることをオススメします。
実際にJリーグも真夏の時期は18時や19時キックオフの試合が増えてきます。その時間帯でも7月や8月は暑さや湿度が高く体調を崩す選手も出ているので、可能な範囲で時間の工夫をするようにしましょう。
強度の工夫
また強度の工夫も大切です。夏にいきなり強度の高い練習を始めてしまうと怪我や熱中症になってしまうリスクが高まります。
最初は1時間もないくらいの時間や心拍数がそこまで上がらない強度で行うくらいでOKです。
これを最初から高強度で行うと、翌日やその次の日まで疲労が抜けきらず怪我のリスクを高めてしまいます。
とはいってもこれも全体練習で自分のコントロール外であればアップをしっかりと行うことが大切ですし、練習が終わればしっかりとリカバリーを行うことで対処するしかありません。大切なのはしんどすぎる状態にならないことで、これは前準備、後準備で対応可能です。
ぜひ意識して行っていきましょう。
リカバリー
リカバリーの意識
リカバリーの意識があるかないかで怪我のリスクは大きく変わってきます。
整体院Dressに来ているアスリートや全員と言っていいほどみんなリカバリーの意識が高いです。身体のケアはもちろん、睡眠、入浴、食事といったところに余念がありません。
そうすることで長期的に高いパフォーマンスを発揮することができます。
例えば鍼灸やマッサージ、交代浴、食事による糖質と水分の補給といった感じでひとつのことに絞らず、いろいろな方面からリカバリーをすることが大切です。その中で自分は特に何をケアするとより効果的なのか?ということが見つかります。
メンタルのケア
また暑さにうまく対応できないと身体だけでなくメンタル面でもストレスを感じるようになります。暑くてイライラする、パフォーマンスが上がらなくて落ち込む、去年より走れなくて自信がなくなるといった感じです。
しかしこれは暑さによるものであることがほとんどなので、最初はパフォーマンスが上がらなくても次第に体が慣れていきしっかりと上がってきます。
ここで大切なのはそういった悩みや不安を専門家に聞いてもらうことです。話を聞いてもらうだけでスッキリしますし、専門家に相談することで自分では気づかなかった点に気づくこともあります。
またノートに悩みを書き出すということもひとつの方法です。自分の悩みを客観的に見ることで冷静になることができ、自ら解決できるようにもなります。
今回は細かくメンタルについて説明はしませんが、心技体と呼ばれるように心は身体と同等で大切になってきます。ぜひ日頃から自分と向き合う習慣を着けるようにしましょう。
いかがだったでしょうか?
今回はアスリートが夏に向けて今から準備することという内容でお伝えしてきました。
早め早めに準備するから良いパフォーマンスが発揮できます。ぜひ今回の内容を暑くなりきる前に実践してみてください。