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こんにちは!今回は股関節の動き解説コラムという内容とお伝えしていこうと思います。

股関節は人体最大の関節で、可動域も広い構造になっています。そして股関節は日常生活でもスポーツ動作でもとても重要な役割があります。まずは上半身と下半身の効率的な連動には股関節がしっかりと動くことが大前提です。また椅子から立ち上がる、階段をのぼるといった動作のときも股関節は大きく動きます。

こう考えると、股関節の動きに問題があるといろいろな場面で不具合が出てきます。なので日頃からの運動やケアが大切になってきます。

しかし!今回の内容は運動やケアの前にそもそも股関節ってどう動くの?どれくらいの可動域があれば正常なの?日常動作の中で具体的にどう動いているの?ということを解説していきます。

ぜひ今回の内容を理解して、日常生活で股関節を意識してみてください。

股関節の形状と動き

股関節は球関節

股関節まずは股関節の形状について解説していきます。そもそも人の身体には多くの骨があり、それらの骨と骨は関節を構成して曲がったり捻ったりできるようになっています。

関節の形状にもいくつか種類があります。その中でも球関節と呼ばれる関節は他の関節に比べると可動域が広くなっています。そして今回テーマとなる股関節の形状は球関節となっています。(股関節以外に球関節は肩関節だけ)

股関節は骨盤と大腿骨からなる関節で、骨盤の凹みに大腿骨がはまり込んだ形状になっています。そして名前の通り、大腿骨側の丸みを帯びた部分(大腿骨頭)がいろいろな角度で動くことで球関節となっています。

股関節の6つの動き

球関節の特徴は可動域が広いことです。具体的には6つの動きがあります。

屈曲、伸展、内転、外転、内旋、外旋の6つです。これらの動きが複合的に起こることでスポーツでも日常生活でもスムーズに動くことができています。

それでは具体的にそれぞれどんな動きなのか?ということを解説してきます。

屈曲、伸展は骨盤に対する大腿骨の前後の動きです。歩く時に足を前に出す動きは股関節の屈曲で、ついた足が骨盤よりも後ろに行くときは股関節の伸展が起こります。

内転、外転は骨盤に対する大腿骨の内外の開きの動きです。運転席から車を降りようとするとドア側の足を外に出すと思います。この時は股関節の外転の動きになります。(骨盤がハンドルの方を向いている場合)内転の動きとしては、足を大股で開いて立っている状態から、敬礼のように足を閉じる動作です。椅子に座って開いている足を閉じるのも同様です。

内旋、外旋は骨盤に対する大腿骨のひねりの動きです。がに股の人がつま先を揃えようとする動きは大腿骨のうちねじれの動きになるので内旋動作です。逆に敬礼から休めのような動作はつま先が外に向くので外旋の動作です。

このように大きく分けると3つの動作の裏と表で合計6つの動きを股関節は行います。そしてこれらの動きを複合的に行えることがとても大切になってきます。

スポーツ動作や日常動作と股関節

では、日常生活やスポーツシーンでどのように股関節が動いているのかを考えてみましょう。

あぐらをかいて座る

あぐらまず、あぐらをかいて座るという動作です。基本的にあぐらをかくということは地面に座っている状態なので、股関節の屈曲動作が起こります。

そして足を外向きに捻り少しだけ開きもするので、外旋と外転の動きも加わります。

動作や状態を理解するうえでポイントになるのは、ニュートラルポジションの理解です。基準があるから、そこからどうなっているのか?ということがわかります。

そしてそれぞれの動きを分解して考えると、どうなっているのかが見えてきます。

椅子に座る・立ち上がる

座る次は椅子に座る、椅子から立ち上がるといった動作ではどうか?ということを見てきましょう。

これは比較的わかりやすく、座る動作は大腿骨がお腹に近づいてくるので屈曲の動きです。また逆に立ち上がる時は大腿骨がお腹から離れて背中の方向に近づくので伸展の動きとなります。

足を開いたり閉じたりしないのであれば、内転・外転、内旋・外転といった動きは怒らないのでとてもシンプルな動作です。

ただ細かな話をすると、座ろうとする時は少しだけ骨盤が前傾します。そうなるとそれに連動して内転、内旋動作が起こり、立ち上がる時は逆の動きになります。

しかしこれはほぼ無視していい動きなので、椅子に座る動作、立ち上がる動作は屈曲・伸展の動きと理解しましょう。

ボールを蹴る

ボールを蹴るではボールを蹴るという動作はどうでしょうか?スポーツシーンではどんどん身体を動かすので、わけがわからなくなるかもしれませんが、しっかりと考えたら理解できるはずです。

ボールを蹴る時、まずは蹴ろうと足を振りかぶるシーンを考えてみましょう。

まず股関節の伸展動作が起こります。これはボールを前に蹴る以上、足を後ろに引かないといけないのですぐに分かると思います。そして外旋と少しの外転も基本的には同時に起こります。ただこのようなスポーツ動作では股関節だけでなく骨盤の回旋も起こります。この回旋がないと、股関節の外旋と外転の動きをキックにつなげることができません。

そして振りかぶって蹴る動作はこれらと逆の屈曲、内旋、少しの内転といった動きになります。

ここで面白いのはボールが飛んでいくのはひとつの方向なのに複数の動きがそこに連動しているということです。ここを股関節だけで考えてしまうとどうして力の向きがそろうのか?となります。

その答えが骨盤は軸足などを含めた全身をうまく使っているからです。

このようにして股関節を見てみると、少しでもエラーが生じると日常生活もスポーツ動作も不具合が出てきてしまうのが想像できると思います。自分の股関節はしっかりと動くかな?と今一度確認してみてください。

いかがだったでしょうか?

今回は股関節の動き解説コラムという内容でお伝えしてきました。

股関節は球関節で可動域がとても広い関節です。そして股関節だけでなく骨盤や体幹の動きによっても動作は変わってきます。

Dressではそういった複合的な動きを見て、エラーを見つけて運動指導や施術を行っています。自分の股関節に不安や不具合を感じる方はぜひご来院ください。

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