こんにちは。今回は日常の姿勢がいいとスポーツ時の姿勢もいいのか?といった内容でお伝えしていこうと思います。
姿勢の重要性はテレビや雑誌、SNSといった多くの媒体から伝えられています。しかしそれはあくまで一般の方の話であって、そことアスリートやスポーツを頑張る方は少し話が変わってきます。
では具体的にどう違うのか?スポーツをしている時に姿勢が悪いと言われる選手は日常生活の姿勢を正せばいいのか?といった、いわれてみるとそれってどうなの?を解説していきます。
サッカーやバスケ、テニス、ランニングなどなどスポーツを頑張っている方がぜひ最後まで御覧ください。
普段の姿勢の意味
姿勢は動作の切り抜き
多くの整体院や整骨院、パーソナルトレーナーが姿勢の重要性を語ります。立ったときに綺麗な姿勢であることを善として、姿勢の改善をすすめます。
しかしここで大切なのは“姿勢とは?を前提としてどこまで理解しているか”ということです。ここの理解が浅いまま姿勢の話を進めると本来の目的からはズレてしまいます。
ではそもそも姿勢とはなにか?というと動作の切り抜きです。姿勢がいいと言われる多くの場合、それは写真を撮った状態であっていわゆる静止画です。では日常生活においてそこまでしっかりと止まるシーンはあるのでしょうか?直立不動となることはほとんどないと思います。
あくまで歩く、座る(座っていても静止することはほぼない)、走るといったシーンの切り抜きが姿勢です。
姿勢がいいとは?
つまり姿勢がいいというのは、動作のワンシーンを切り抜いた時に理想と言われる状態と大きな乖離がない状態のことを言います。
まずはここを理解することが大切で、特にアスリートやスポーツを頑張る方は自分の悩みと姿勢の関係性を知ることから始めましょう。
一般的に言われる姿勢がいいというのは、耳介や肩峰、外踝が一直線と言われています。とはいっても、これも人により最適解は変わります。極端なことを言えば太ってお腹が出たり、お尻の筋肉が着いたりしたら条件も変わってきますので、一概にはこれがベスト!と言うことはなかなかできません。
スポーツと姿勢の関係
スポーツ時の姿勢の意義
スポーツ時に姿勢はどれほど重要なのか?ということを考えてみると、あなたの悩みはなんですか?ということになります。
例えば、切り返し動作のキレがないという悩みに対して、問題が重心の移動であるとします。その時に正しい姿勢であることと重心移動の速度に大きな関係がないのであれば、姿勢を整える必要はそこまでありません。
大切なのは悩みと姿勢の関係性です。
しかし多くのケースで問題になるのは、その悩みと姿勢の関係性を判断できるセラピストやトレーナーが近くにいるのか?ということです。そこを判断できずに姿勢を整えることを推されてしまうと、姿勢はきれいになったけれど悩みが解決していないという結果となってしまいます。
なので理解しておくべきこととしては、スポーツ時にいい姿勢である必要があるかどうかはケースバイケースだ、ということです。
必要な力を必要な時に発揮するためには…??
そしてアスリートやスポーツをしている方に多い悩みとしては必要な時に必要な力をしっかりと発揮できないということです。
そのためにまず行うこととしては、どのフォームで力が入ってどのフォームで力が入らないのか?を把握することです。上で例えたような切り返しのキレでいうと股関節が問題になるケースもありますし、背中や肩甲骨が問題になることもあります。
多くの場合出力するための感覚がしっかりと入らないケースが多く、そこを刺激するトレーニングが必要となります。
とはいっても姿勢を整えたことでその刺激が入りやすくなることもあります。だからこそ何が必要なのか?ということを確認、把握したうえでケアやアプローチをすることが大切となります。
いかがだったでしょうか?今回は日常の姿勢がいいとスポーツ時の姿勢もいいのか?といった内容で書いてきました。
言われてみたらそりゃそうだろという内容だったかもしれませんが、なかなか見落としがちなポイントだったと思います。
アスリートやスポーツを頑張っている方やぜひ自分の問題と姿勢を理解するようにしてください。
整体院Dressではこのような広い視野や思考を持ってケアやトレーニングを行っています。なにかお困りの方はご連絡ください。