こんにちは。今回は坐骨神経痛解説コラムといった内容でお伝えしていこうと思います。
坐骨神経痛のよくある症状や原因となる可能性のあるもの、以外と知られていない坐骨神経痛のホントなどをお伝えしていきます。
自分って坐骨神経痛なのかな?病院で坐骨神経痛と言われたけどそもそもそれって何なの?といった方はぜひ最後まで御覧ください。
坐骨神経痛の症状
痛みや痺れ
坐骨神経痛の主な症状としては、腰から太ももにかけての痛みや痺れです。
このときの痛みとしてはジリジリと焼けるような痛みで、特定の部位というよりもなんとなく全体的に痛むといった表現をする方が多いです。
痺れも同様に、それなりに広い範囲に痺れや違和感を感じる方が多いです。表現としては「1枚皮を被っているような感じ」「ずっとピリピリしていて触れるとそれをより感じる」といったものです。
症状の現れ方としては1日中ずっとあるというよりも、出先から帰ってきて座ってゆっくりしているときや、動き出してすぐといったような「あのとき」「この瞬間」といったポイントを表現できることが多いです。
力の入りにくさや触覚の鈍さ
また痛みや痺れとは違った症状に力の入りにくさというものがあります。例えば足が上げにくい、アブダクション(おしりの筋トレ)がやりにくいといったものです。
これは坐骨神経の運動枝にエラーが生じている状態で、なんとなく重だるいと思っていたけれど確認してみたら力が入りにくいということに気づきます。
また触られている感じが鈍いということもあります。特に足底の左右差を確認すると、症状のない方に比べて、症状のある方は明らかに感覚が鈍いということがあります。触られている感じがしない、押されているのに表面の感じしかわからないといった表現をする方が多いです。
これらは坐骨神経に限らず、神経症状と呼ばれるもので運動枝、感覚枝のどちらにも障害が出ている状況です。痛みや痺れと違い、困るといった感情になりにくいぶん、放置する方が多いですが立派な坐骨神経痛の症状なので、もし自覚がある方は早めに専門家に見てもらうようにしましょう。
坐骨神経痛の原因
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症
坐骨神経痛の原因は人によっていろいろとあり、一人の身体でも複数の原因があるケースも存在します。
その中でも多いのは腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によるものです。腰椎椎間板ヘルニアは腰の骨と骨の間にある椎間板から髄核というゼリー状のモノが飛び出している状態のことをいいます。この飛び出した髄核が神経に触れて、問題が起こった時に症状が現れます。
また脊柱管狭窄症は、脊柱管という脊髄が通る骨のトンネルが狭くなり、神経に悪さをすることで症状を出します。脊柱管狭窄症は脊柱管の中を通る靭帯が邪魔をすることや、骨が変形することが起こります。これらは年齢を重ねることで発症リスクが上がると言われ、特に男性に多いという報告も上がっています。
筋肉や靭帯によるもの
これら以外には、筋肉や靭帯が原因となる坐骨神経痛があります。坐骨神経は筋肉や靭帯の間を通って、腰から足先に通っています。特に腰やお尻周りは大きな筋肉も多く靭帯も分厚いので、このあたりの組織が固くなると坐骨神経を圧迫し始めます。
また太ももの下部から膝裏にかけては神経が引っ張られやすい部位になり、筋肉と神経が擦れて症状を起こすこともあります。
このような機序で起こる坐骨神経痛は、神経に影響を及ぼしている組織を剥がしたり緩めたりすることが大切で、鍼や電気による施術が効果的です。
またセルフケアとしては症状が出ている部位の動的ストレッチも効果が期待できます。伸ばしながら動かすことで、神経の通りも良くなり症状が一気に緩和するケースも珍しくはありません。
坐骨神経痛かな?と思ったら
症状の確認と筋力チェック
自分自身の症状が坐骨神経痛かな?と思ったらまずはどういった症状なのか?ということを明確に言葉にしてみましょう。
痛みなのか?痺れなのか?力を入れづらいのか?感覚が鈍いのか?といったことです。これを違和感という言葉で片付けてしまうと、自分自身への理解も乏しく、病院や整体院へ行く際に曖昧な説明となってしまいます。
またこれらを明確にできたあとは筋力チェックを行いましょう。
方法としては、足を伸ばして床に座って片足ずつ上げます。この時に上げやすい方と上げにくい方がないかを確認します。また片足ずつでカーフレイズといったふくらはぎの筋力の確認を行いましょう。壁に手をついて片足立ちになります。そのまま踵を上げてふくらはぎの筋肉に力を入れます。これも左右行い、差がないかを確認します。
稀に同業者から「感覚の確認は行わないのですか?」と聞かれることがあります。もちろん行ってもいいかもしれませんが、感覚の確認は他者にやってもらうからこそ差を認識しやすくなります。自分が「いまここを触っている」という認識がある条件下で鈍い気がすると思っても、そこの信憑性はそこまで高いものではありません。
専門家への相談
そして大切になってくるのは専門家へ相談することです。ここでいう専門家とは病院や整体院といったことです。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の診断は病院でなければ行えません。
そして診断の次はどのように施術を進めていくのか?といった話になります。病院によっては様子を見ましょうと言われるところもあります。もしそういった様子見だけでは不安で、少しでも早く良くしたいのであれば、鍼灸や整体といったアプローチが必要になってきます。
そしてそのときに病院へすでに受診していることや、病院で言われたことをしっかりつ伝えるようにしましょう。そうすることで不必要な検査や的がズレた施術をする可能性が一気に減ります。
身体の痛みや症状を見てくれる機関はいろいろとあります。そしてそれらにはそれぞれの特性があり、そこをうまく活用することが大切になってきます。
ぜひ一人で抱え込まず、専門家に頼ってみてください。必ずあなたの力になってくれるはずです。
いかがだったでしょうか?
今回は坐骨神経痛解説コラムといった内容でお伝えしました。
坐骨神経痛で困っている方はとても多く、そのほとんどがどうしたらいいのかわからないといった状況です。
整体院Dressにも坐骨神経痛で通われている方が多く、鍼や矯正、運動療法で症状を緩和しています。もし今回のコラムを読んで自分も坐骨神経痛に当てはまる!少しでも早く良くなりたい!と思った方はぜひ整体院Dressにご来院ください。